「古志」YouTube句会(9月)を終えて 2
引き続き、9月27日(土)の「古志」Youtube句会から。
そのなかに小さめの石でもあったのでしょう。
子どもが手伝って積んだかのような石です。
いつの時代の鹿垣かはわかりませんが、
その子どももその後、大人になり、
そんな遥かなる思いに駆られます。
雨来ると摘み唄止めて綿を積む 菅谷和子
綿摘み唄とは、鄙の風流ともいうべきな光景ですが、
雨が降ってくると、呑気に唄ってもいられないということでしょう。
風流心だけでは生きていくことはできません。
そんな切り替えの様子が鮮やかに描き出されています。
体育の日の青空を眩しがり 藤原智子
背景に運動会の様子なども見えてきます。
とても奥行きのある一句ではないでしょうか。
もっとも、近年では運動会は春ごろに開催されることが多くなっていますので、
かつての体育の日を懐かしむ一句とも読めるかもしれません。
いずれにせよ抒情的な奥行きを感じさせる一句です。
「古志」YouTube句会は毎月第4土曜日に開催しています。
次回は10月25日(土)です。
「古志」会員であれば、どなたでもご参加いただけます。
欠席投句も可能です。動画はあとからいつでもご視聴いただけます。
初心者の方、入会して日が浅い方も歓迎いたします。
オンライン句会なので、海外からもご参加いただけます。
参加のお申し込みは、
koshionline@yahoo.co.jp
まで、メールにてお願いいたします。
ぜひご参加ください。
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