二尊院 1

京都・嵯峨野の二尊院へ。

二尊院は小倉山のふもとにたたずむ天台宗の古刹。

承和年間(834年~848年)の創建。

慈覚大師・円仁がこの地に華台寺を創建したのが起源。

釈迦と阿弥陀という“二尊”を本尊にいただくことから、

二尊院の名が付きました。

総門を入ってすぐのところに、西行の庵跡の碑があります。

「西行井戸」ですでにふれましたが、西行はこのあたりに庵を結んでいました。

若い頃に数年、晩年にふたたび数年の二度住んでいます。

ひたすら緑ゆたかな道を歩きます。

丸山海道(鈴鹿野風呂の次男)と桂子の夫婦句碑。


春深し仏の指の置きどころ   海道

萩咲かす二尊に触れて来し風に   桂子

高浜虚子句碑。


散紅葉ここに掃きゐる二尊院   虚子

つづきはまた明日。

どうぞ良き一日をお過ごしください。

大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰 和光大学俳句部顧問

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