湯福神社 本田善光廟

長野の旅のつづきです。

西光寺への道すがら、

湯福神社(ゆぶくじんじゃ)へ。

湯福神社は善光寺三鎮守のひとつ。

創建年は定かではありませんが、

『日本書紀』では持統天皇5年 (691年)の項に、


風鎮祭の神として、龍田大神、諏訪大神とともに挙げられている水内大神が、


この湯福神社だという説もあるほど、


たいへん古い歴史をもつ神社です。

なにしろ、ここには善光寺の開祖・本田善光の墓があります。

こちらが善光廟。西暦七百年ごろの古墳です。

本田善光は飛鳥時代の人。伝説上の人物ともいわれています。

湯福神社は水と風の守護神であり、


「湯福」はもともと「息吹」だったとされるそうで、


井福神社とも呼ばれていたようです。

川中島の戦いで越後勢が戦利品として持ち帰ったという、


井福大明神の鰐口が佐渡に現存するそう。

そして対になっている大ケヤキ。

こちらは樹齢900年、

こちらは樹齢700年とのこと。

だいぶ補強されています。

御神木からエネルギーをいただきました。

なんと元禄七年の道標。一茶も目にしたはずです。

こちらはユニークな道標。いずれも刈萱の往生寺への道を示したものです。

われわれは西光寺へ向かいます。

どうぞ良き一日をお過ごしください。

大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰 和光大学俳句部顧問

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