山王神社 大楠(被爆クスノキ)

長崎の旅の続きです。

今回も山王神社。

山王神社には鳥居だけでなく、

被爆した楠の木がいまも残っています。

境内入口に二本、対になって聳え立っています。

こちらの木は高さ17.6メートル、幹周り6.58メートル。

こちらは高さ21メートル、幹周り8.63メートル。

印象としては実寸よりもとても大きく見えます。

樹齢は500〜600年とのこと。

そうした長い年月を被爆しながらも生きながらえてきました。

幹にはところどころ傷跡や空洞があります。

こちらの穴の中には爆風で飛びこんできた小石や破片が、

そのまま保存されています。

幹の内部には無数の破片(小石やガラス片等)が突き刺さり、

治療は大変むずかしいものだったそうです。

しかし、治療の甲斐あって、いまも新緑の姿を見せてくれています。

本殿へ向かうと・・・

地元の猫にからまれました。

ブツを差し出すまで帰してくれない感じでしたが、

背中を撫でることで、ようやく許してもらえました。

たくましく生きておられます。

カラスノエンドウ。境内に実っていました。

黒く色づいています。

えんどうの実は初夏の季語ですが、カラスノエンドウはどうなんでしょうか。

南天の花。まだ蕾です。

ガクアジサイ。

つづきはまた明日。

どうぞ良き一日をお過ごしください。

大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰 和光大学俳句部顧問

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