『笈の小文』を巡る 伊賀上野 24 佐那具

芭蕉の『笈の小文』を巡る旅。

いよいよ伊賀上野も今回でラストです。

敢國神社から佐那具駅へ向かいます。あとは電車に乗って帰るのみです。

すっかり綿毛になっていました。

奥に見えるのは森喜酒造

すでにご紹介しましたが、「るみ子の酒」の蔵元です。

東京でもよく呑んでいたお酒ですので、その生まれ故郷を訪れることができて感動しました。

予約すれば蔵見学も可能なのですが、時間の都合上、断念。

いつか見学に訪れたいと思います。

こちらは新橋。

昭和25年に架けられました。

石造りのレトロなデザインです。

流れている川は柘植川。

服部川の支流で、伊賀上野の市街まで流れています。

芭蕉にとって馴染の川だったのではないでしょうか。

橋をわたると佐那具駅。

古い駅舎ですが、大正3年築のものだそう。

橋にしても、駅舎にしても、

古いものが古いままに、大事に美しく使われているのは素敵ですね。

この佐那具周辺は古墳が多く、伊賀国庁跡もあり、古代伊賀の中心地だった場所。

あらためてゆっくり歩きたい土地です。

駅は花盛り。

黄水仙に、

山吹。

春爛漫の花々が旅の終わりを彩ってくれました。

お迎えの電車がやってきました。

伊賀上野の旅、お付き合いいただき、ありがとうございました。


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