『笈の小文』を巡る 伊賀上野 15 釣月軒

芭蕉の『笈の小文』を巡る旅。

芭蕉生家には離れがあります。

「釣月軒」です。

釣月軒は芭蕉のために造られた離れで、

若き日の芭蕉はここで生活し、

デビュー作『貝おほひ』を執筆しました。

江戸へ出てから後も、帰郷した際には、

ここで寝泊まりしていたようです。

母屋には兄夫婦が住んでいたわけですので、

こうした離れが必要だったのだと思います。

芭蕉生家の裏庭。

こちらは無名庵跡の碑。


無名庵は芭蕉の弟子たちが、芭蕉のために建てた庵です。


元禄七年に建てられ、同じく生家の庭にありました。

沈丁花。

八手の花。

木瓜の花。

どうぞ良き一日をお過ごしください。

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