『笈の小文』を巡る 鳴海 8 誓願寺 句碑など

芭蕉の『笈の小文』を巡る旅。引き続き、誓願寺です。

立派な松。

花の時期は大量の花粉が建物内にも降り積もるそうです。

本堂を塞ぐかのように成長しています。

すでにふれたとおり、こちらは下里(下郷)家の菩提寺。

代々の句碑もあります。

下郷蝶羅の句碑。


極楽といふてねぶるや蚊帳の内   蝶羅


知足の孫にあたります。

南無といふ声さへ細し秋の暮   山父

この日の供花は梅花。

ソテツ。

クチナシの実。

古い瓦。本堂で使われていたものだそう。

蝶の紋は下里家(下郷家)の家紋。


いかに誓願寺と密接だったかがわかります。

以前の記事でご紹介した蔵の瓦におなじ家紋が記されています。

ちなみに誓願寺さんはインドで寺子屋支援をされています。

インドでは地域によって格差が大きく、地方ではいまだ教育が行き届いていないとのこと。


また、毎年、本堂で小学生修養会(キャンプ)を開催されているのですが、


そのOB、OGたちが支援を手伝ってくれるのだそうです。


広がりのある活動で、本当に頭が下がります。

どうぞ良き一日をお過ごしください。

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