「古志」YouTube句会(1月)を終えて 1
11月23日(土)は「古志」Youtube句会でした。
毎月第四土曜日に定期開催しています。
特選句からいくつか。
(Photo by Canva)
牢破るやうに氷柱を打ち砕き 上俊一
檻を破って脱獄を図るかのよう。
激しさのなかにもユーモラスな響きがあり、
雪国に生きる武骨な人物の姿が見えてきます。
しづけさの神の休息滝氷る 上村幸三
滝は水神(竜神)、不動明王などが祀られることが多く、
神性を宿すものと考えられてきました。
よく知られているように、「那智の滝」は滝自体が御神体です。
掲句の滝ですが、北国の滝でしょうか。
寒さにすっかり氷りついて、
しんと静まりかえっています。
作者はそれを神が休息している姿だというのです。
はるかなる神さびの光景を描き出しています。
「古志」YouTube句会は毎月第4土曜日に開催しています。
次回は2月22日(土)です。
「古志」会員であれば、どなたでもご参加いただけます。
欠席投句も可能です。動画はあとからいつでもご視聴いただけます。
初心者の方も歓迎いたします。
ぜひご参加ください。
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