日本橋七福神めぐり 4 末廣神社

おはようございます。


月曜日、いかがお過ごしでしょうか。

日本橋七福神めぐりの続きです。

4社目は末廣神社です。


じつはこの神社の前はいつもよく通っていました。


おなじ並びに「もつ鍋 やましょう」というお店があり、

よく食べに行くからです。


しかし、この小さなお社については、存在こそ気づいていましたが、


いつも素通りでした。

七福神めぐりのおかげで、はじめてきちんと参拝することができました。

元葭原総鎮守とあります。


以前にもご紹介しましたが、遊郭吉原はもともとこの地にありました。


明暦の大火で町が焼けてしまったため、浅草の方へ移転して今に至ります。

小さな御本殿。

会津の末廣酒造からのご奉納。

養母世稲荷


江戸時代、孤児や働く女性の子どもを引き取って育てた助産婦さんがいたそうで、


その人の徳を敬って祀ったもの。

東京に祀られている神は神代のものではなく、


江戸を生きた生身の人が祀られていることが多く、


それはそれでとても趣深いです。

こちらは末廣徳の石。

お盆の上に銭をのせ、「いや末広がり」と唱えると金運に恵まれるそうです。

現世利益的なところにも江戸らしさを感じますし、元吉原という感じがします。

末廣神社、七福神めぐりをしなければ、今後も素通りを続けていたことでしょう。

おかげさまで元吉原のなごりを感じることができました。


どうぞ良き一日をお過ごしください。

大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰 和光大学俳句部顧問

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