三光稲荷神社 @人形町

先日、人形町を歩いていると、


いっぷう変わった神社に出くわしました。

三光稲荷神社です。

参道と碑が建っていますが、

良さげな飲み屋が軒を連ねる路地です。

その奥に小さなお社があります。

こんばんは。

マンションや商業ビルに囲まれ、ひっそりと佇んでいます。

なんでも元禄2年(1689)(芭蕉が生きた時代)より前に、


歌舞伎役者の関三十郎が伏見から勧請したものだそうです。


もともと吉原遊郭はこのあたりにありました。


明暦の大火の際に被害にあい、いまの吉原に移転したのです。


ただ、人形町はその後も花街として発展を続け、


歌舞伎、人形浄瑠璃の芝居小屋や遊郭で賑わいました。


いまも明治座などにその名残がありますね。


ですので、この三光稲荷神社は役者さんや芸妓さんが参詣した神社だといわれています。


芸事にご利益がありそうです。

そして、なにが変わっているかと申しますと、

猫です。

失せ猫が見つかるというご利益があるとのこと。


由来はわかりませんが、江戸時代当時から言われているようです。


もし迷い猫を探していらっしゃる方は、こちらに祈願されてはいかがでしょうか。

この間は「め組」でしたが、ここは「は組」。

東京にもいろいろな神社がありますね。

どうぞ良き一日をお過ごしください。

大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰 和光大学俳句部顧問

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