「古志」郵便句会(10月)を終えて
遅くなりましたが、10月の「古志」郵便句会から特選句をいくつかご紹介します。
オンライン句会に参加できない方々のための句会です。
もらひきし鈴虫ほんに鳴き上手 関君子
皆待つや竹串刺してさつまいも 山下充子
いずれも豊かな気分にさせてくれる句ですね。
心の弾みが伝わってきます。
(Photo by Canva)
「古志」10月号のインタビューでも申し上げましたが、
コロナ禍にあって、だれもが不安を抱えながらも、
不自由に耐え、我慢をし、配慮をし、支え合うことで、
社会全体でコロナ禍を乗り越えることができました。
大げさな言い方になりますが、
今、自分がここに生きているのは、あのとき頑張ってくれた、
いつも隣りにいる人たち、そして世界中の誰かさんのおかげだと思っています。
ですので、そんな互いを称え合うような、だれかに感謝をするような、
そんな俳句を作っていくことができたらと思っています。
俳句はもともと、めでたさを詠む文学だと思います。
今回挙げた二句など、まさにそういった、めでたい俳句ではないでしょうか。
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