古志YouTube句会(10月)を終えて 2

きのうの続きです。


特選句から。


鹿の糞せつせと食うて生きる虫   那珂侑子


句会後、ご本人からメールをいただきました。


それによると、ご夫婦で奈良を旅行されたときの句だそうで、


この虫は「糞虫」(ふんちゅう)というそうです。


〈鹿の糞せつせと食うて糞虫は〉とするか、迷ったとのことでしたが、


わたしは掲句のほうがよいと思います。


この句は〈生きる〉の語によって、


生きいきしたものになっていますし、


ひたむきに生きる虫のあわれさを表現することが出来ているのだと思います。


〈鹿の糞せつせと食うて糞虫は〉では説明的になってしまいます。

(鹿 東大寺 Photo by Svetlana Gumerova


「古志」YouTube句会は毎月第4土曜日に開催しています。


次回は11月25日(土)です。


ぜひご参加ください。

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