古志YouTube句会(6月)を終えて 2
昨日の続きです。
特選句から。
鹿の子や斑も眼差しもとりどりに 越智淳子
たとえば「斑がとりどり」というだけでは、
はっとさせれらるものはありませんが、
そのあとに「眼差し」がくることで、
目があったような感覚になり、
いっそうありありと子鹿を感じることができます。
作者が子鹿と同じ目線でいるからこそ、
それぞれの個性を感じ取ることができるのだと思います。
入選句ですが、
詫び入れて虫の住処を草むしり 峯岡知枝
われも発光ほたるに息を合わせれば 岡村美沙子
これらの句もおなじように小さな生き物と同じ目線で詠まれています。
来月のYouTube句会は7月22日(土)に開催です。
はじめての方も歓迎いたします。
ぜひご参加ください。
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