善光寺と一茶 2 句碑と鳩
きのうに続き、善光寺です。
びんずる様が盗まれるという事件がありましたが、無事に戻っていました。
境内の東側には庭園があり、一茶の句碑があります。
春風や牛に引かれて善光寺 一茶
開帳に逢ふや雀も親子連
善光寺はじつは鳩が名物です。
唱歌「鳩ぽっぽ」の鳩は善光寺の鳩がモデルです。
こころなしか、ふつうの鳩より気高く見えます。
きっちり目線をいただきました。
ちなみに善光寺の扁額には鳩が隠れています。
(写真は「鳩が5羽字の中に隠された「鳩字の額」」(信州長野善光寺参り)より)
見つけられましたか?
一茶はさまざまな動物を詠んでいます。
鳩もそれなりに詠んでいます。
我が門や芸なし鳩も春を鳴く 一茶
鳩だまれ苔の衣を今打つぞ
皹(あかぎれ)やかまけ仲間に鳩も鳴く
一句目、鳩を「芸無し」と詠み、
二句目、鳩に「黙れ」と言い、(「苔の衣」は僧衣のこと。砧打ちの句)
三句目、かまけ仲間に鳴き寄る鳩を詠んでいます。
鳩という存在が身近すぎるものであるためか、
なかなかぞんざいな扱いぶりです。
善光寺の鳩を詠んだ句は無さそうです。
庭園には句碑のほかにも花々がたくさん咲いています。
吟行や散策にもってこいです。
山藤でしょうか。大きくてりっぱな花です。
善光寺のつつじはまだつぼみでした。(5月4日時点)
牡丹でしょうか。芍薬でしょうか。
牡丹だと思うのですが、詳しい方、教えて下さい。
明日も善光寺とその周辺をご紹介します。
以下、おまけです。
権堂まで歩きました。商店街です。
ランチです。
地元の食材を使ったサンドのお店です。
テイクアウトも出来ます。
フレンチトースト。こちらは店内のみ。
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