一茶のふるさと 信州柏原 4 一茶旧宅 弟屋敷
本日も一茶のふるさと、
信州柏原をご紹介します。
通称・弟屋敷です。
一茶旧宅と紹介されることが多いですが、
一茶が住んでいた建物は大火で焼けていますので、
残っていません。
この家は一茶の異母弟が大火後に建てた屋敷です。
そのため弟屋敷と呼ばれます。
しかも厳密に言えば、ここには弟も住んでいません。
大火後は通りの向かい側に住んでいたそうで、この屋敷は人に貸していました。
ただ、この敷地に住んでいたのは確かですし、
当時の雰囲気はじゅうぶんに伝わってきます。
入り口です。
一茶記念館・渡辺洋さんのご厚意で特別に上がらせてもらいました。
座敷わらしです。
高さのある天井。
古民家ならではの風合い。
そしてラグジュアリー感。
いちおう二階もあります。
いかがでしたでしょうか。
なかなかいい物件ではないでしょうか。
一茶自身は江戸へ出されて貧困にくるしみますが、
小林家自体はけっして貧しくはなかったことがわかります。
弟の弥兵衛(仙六)はなかなかのやり手で、お金を貸したり、屋敷を貸したりしながら、
土地や財産を増やしていきました。
明日も引き続き、信州柏原をご案内いたします。
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