一茶のふるさと 信州柏原 1 一茶のお墓

一茶のふるさと、


信州柏原をご案内いたします。


2023年5月5日の風景です。

一茶記念館入り口の一茶像。


一茶記念館のすぐ裏手に「俳諧寺」があります。


明治43年に一茶を偲んで地元の方々が建てたお堂です。


「俳諧寺」の名は一茶の庵号にちなんだものです。

ノムラモミジは初夏でも赤く色づいています。

天井には様々な俳人の直筆句があります。

とてもきれいに保存されており、


地元の方々の一茶を慕う思いが伝わってきます。


その奥には一茶の墓があります。


小林家代々のお墓です。

周囲のお墓にくらべても小さなお墓です。


楽しい孤独』(中公新書ラクレ)にも書きましたが、


一茶個人の墓ではなく、


あくまでも小林家の一員として、


あくまでも真宗門徒の一人として、


この柏原に一族とともに眠っているところが、いかにも一茶らしい感じがします。

お墓は椎や櫟に囲まれて、とても静かです。


一茶というと、パブリックイメージとしては、


身勝手で、エゴむき出しのイメージを持たれていますが、


実際にはまったく逆の性質をもった魅力的な人なんです。


それを知ってほしいという思いで研究をしています。


明日も柏原をご案内いたします。


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