第22回 小林一茶全国小中学生俳句大会 表彰式
5月5日はこどもの日。
そして一茶の誕生日。
長野駅から「しなの鉄道北しなの線」に乗り、黒姫駅へ向かいます。
本数が少ないので、乗り遅れると大変なことになります。
よく晴れました。
レトロな電車です。
揺られること40分で黒姫駅に到着です。
駅から徒歩5分、車ならすぐで一茶記念館に到着です。
外観の全体像を撮っていませんでした。
そのぶん新緑がすがすがしいです。
小林一茶全国小中学生俳句大会ですが、今回も多くの応募があり、
全国各地はもちろん、海外からも含めて過去最多の11689句の応募がありました。
表彰式には特選入賞の方々が全国各地からお見えになります。
すばらしい俳句、そして受賞の方々の晴れがましい姿に毎年感動します。
受賞句、特選句を抜粋してご紹介します。(敬称略)
帯きつしかけ足で買うかきごおり 松野優菜
サドル拭くひと手間うれし白露かな 本山風香
死ぬもんか水筒二本夏帽子 仲野芽衣
犬の舌どこまで伸びる夏の昼 松嶋千花
炎昼の防具の重さ肩に染む 片小田龍慈
夕焼けに影が寄り添う帰り道 北澤宏彬
風鈴のチリンと夏が海越えて 遠藤喜一
数学の難問前の五月晴れ 星野優来
からあげを揚げる背中へせんぷうき 國富豪
髪洗う迷い断ち切り朝稽古 富田にこ
中学生の作品です。とてもいいですよね。
生きいきしていますし、表現力も高いです。
それから小学生の作品。
たくはいの祖母の心の見える柿 波多野旺介
桃がぶり笑顔をスマホでじいちゃんへ 西村英璃
あったかいこたつの中にぼくの服 柳沢來音
さようなら夏が近づくハイソックス 星野凛華
目玉焼き上手くやけたら小春かな 甲斐志織
舞い込んだカナブン電気のかさはたく 庵坂尚吾
おはようとめくる一枚初日の出 小林遼也
目がさめてまぶたがおもい蚊のしわざ 岡澤琉聖
そこらじゅう脱ぎっぱなしのセミの服 鳥塚尊
それぞれの生活がありありと感じられますね。
今年は全体的に心温まる作品が多かった印象です。
ここでご紹介しきれないくらい、魅力的な句がたくさんありました。
入選句講評中。
ご当地のゆるきゃら「一茶さん」です。
子どもたちに大人気です。
こちらも一茶さん。
明日は柏原の一茶旧跡をご紹介します。
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