子ども俳句


先日、江東区の子ども俳句についてふれましたが、

「古志」にも子ども俳句の投句欄があります。

「つくし欄」といいます。2011年から始まりました。


お子さんが俳句を作っても、なかなか発表の機会がないという悩みをしばしば相談されます。残念ながら、せっかくお子さんが俳句に興味を持ったのに、継続して作る機会、誰かに読んでもらう機会がないというのが、多くの方にとっての現状です。

そうした場合、ぜひ「つくし欄」を活用していただければと思います。


「つくし欄」は「古志」会員のお子さん、お孫さん、親類の方で俳句に興味がある小中学生であれば、どなたでも無料で投句できます。

年会費も必要ありません。俳誌を毎月お送りします。(お子さんのみ入会の場合は、誌代年間3000円が必要です)

詳細は「古志」までお問い合わせください。見本誌無料です。


また、2016年につくし賞を制定し、毎年、年間の一句を選び、顕彰しています。


2016年 まんじゅしゃげ葉っぱ忘れて生まれたの 佐川瑚子

2017年 熱坊とあだ名がついた風邪ひいて  河野芯矢

2018年 風鈴の音色の夏となりにけり    河野優羽華

2019年 春風を切つてダッシュをくり返す  河野愛優菜


ことばで表現することの楽しさ、難しさ、奥深さを子どものうちから体験することは、

とても有意義なことだと思います。


子ども俳句が充実していくことを願ってやみません。



大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰 和光大学俳句部顧問

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