旧岡田家住宅 2
旧岡田家住宅の続きです。
酒造りに使用された施設や道具が展示されています。
こちらは洗い場。ここで精米した酒米や道具を洗いました。
そして井戸。ここで汲んだ地下水を仕込みに使っていました。
大盥。
こちらは釜屋。
ここに竈を置いて炊きました。
大竈で米を蒸し(蒸米)、小竈で湯を沸かしました。
天井には煙・湯気出しの穴があります。
こちらは煙突。近代以降に作られたもの。
煙は煙道を通って煙突へ運ばれ、外へ排出されました。
さまざまな道具類。
こちらは搾り場。
ここで醪(もろみ)を搾り、酒と酒粕に分離させました。
酒槽です。
これに醪の入った酒袋を重ねて入れ、搾りました。
男柱。
男柱におもりとして石(掛石)をたくさんぶら下げ、
梃子(てこ)の原理で圧をかけて搾りました。
たくさんの酒を生み出し、闘い抜いた姿をしています。
腐りにくい松で作られたようです。
酒蔵は現在、講演などが可能なスペースになっています。
怪談などぴったりなのだとか。
係の方が情熱をもって事細かに解説してくださいました。
江戸時代と近代の酒造りがひと目でわかる施設になっています。
お酒にご興味がある方は、ぜひ足を運んでいただけたらとおもいます。
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