崇福寺 媽祖堂など

長崎の旅、引き続き崇福寺です。

こちらは媽祖堂の媽祖さま。海を司る女神です。

航海や漁業の安全を守ってくださる神さま。


この地で貿易に携わった華僑の人々にとって、大事な女神でした。


かれらは媽祖像を船に乗せて一緒に航海をしました。

脇には関帝が控えています。関羽雲長です。

媽祖堂の外観。

「萬里安瀾」の扁額。「瀾」は波の意。

万里におよぶ長い航海のあいだ、


波が安らかであれという切実な願いが込められています。

媽祖堂は黄檗様式と和様の細部様式とが混在しているとのこと。

手が込んだ装飾です。

こちら、大きな鍋が安置されています。

かつてはこの巨鍋で粥を炊いて、

困窮する人々へ施粥が行われました。

いまは寺宝となっています。

長崎といえば枇杷ですね。境内の枇杷が実っていました。

以上、崇福寺でした。


どうぞ良き一日をお過ごしください。

大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰 和光大学俳句部顧問

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