「古志」長崎句会(5月)を終えて 1

5月31日(土)は「古志」長崎句会でした。

今年は戦後80年の節目であり、


長崎においては被爆80年の節目です。


加えて「古志」長崎支部発足10周年の記念の会でもありました。

そうしたタイミングで長崎句会に出席できたことは大変ありがたく、


深く心に残る句会となりました。


八十年かけての祈り白日傘   眞田順子

被爆者の祖母の祈りや甘露水  本田玲子

夏来る水を一口爆心地     橋口文


飯田龍太は次のように述べています。


風土というものは眺める自然ではなく、

自分が自然から眺められる意識をもった時、

その作者の風土となる 


甲斐という風土に深く根ざした人ゆえの説得力のある言葉です。


わたしは句作りの上で、この龍太の言葉をいつも心に置いているのですが、


今回の長崎の旅であらためて気づいたことは、


このことは歴史についても同じことが言えるということです。


つまり、歴史を眺めるのではなく、


自分が歴史から眺められている意識をもつことが大事だということです。


句会の詳細および旅の様子はまた後日。


どうぞ良き一日をお過ごしください。

古志 | 俳句結社「古志」のホームページ

大谷主宰ご出席のもと、対面句会を開催します。古志会員であれば、どなたでもご参加いただけます。日時=6月11日 (水)13時30分〜17時会場=森下文化センター(第1 会議室)半蔵門線・大江戸線「清澄白河駅」徒歩8分・都営新宿線「森下駅」徒歩8分参加費=2000円第1句座:5句(当季雑詠) 第2句座:3句(席題)※事前のお申し込みは必要ありません。※当日は風邪の症状があるなど、体調がすぐれない場合は、ご参加をお控えください。手指の洗浄、アルコール消毒にご協力ください。マスクの着用は任意です。※「古志」以外の方で体験参加をご希望の方は「古志」公式HPよりお問い合わせください。※ご不明な点は、幹事の篠原隆子さんまでお問い合わせください。大谷主宰出席の句会 ・11日(水)深川句会・13日(金)名残句会(芭蕉記念館)・27日(金)和光大学俳句部句会・28日(土)YouTube句会※「YouTube席題句会」「YouTube鍛練句会」「YouTube歌仙の会」は定例の「YouTube句会」配信のなかで申込みの案内・受付をしています。参加希望の方は、まずは定例の「YouTube句会」にご参加ください。 ※大谷弘至official siteブログにて最新情報を随時更新しています。評釈やエッセイなども掲載されていますので、ぜひご覧ください。 http://otanihiroshi.amebaownd.com長谷川前主宰出席の句会・1日(日)広島ズーム句会・8日(日)鎌倉ズーム句会・14日(土)朝日カルチャーズーム講座「『おくのほそ道』をよむ」・14日(土)古志ズーム講座「俳句でよむ『おくのほそ道』」・15日(日)金沢ズーム句会・21日(土)きごさい+、鈴木康友つり人社会長「鮎と鮎釣り師」(仮題)・28日(土)朝日カルチャーズーム講座「一億人の俳句入門」・29日(日)仙台ズーム句会大谷弘至主宰による第六十三回YouTube句会を開催します。古志会員であれば、どなたでもご参加いただけます。チャンネルはこちらです。 https://www.youtube.com/c/古志オンライン 第六十三回配信:5月24日(土)14:00〜16:00参加ご希望の方は5月22日(木)までに下記アドレスまでお申し込みください。(氏名を明記してください)koshionline@yahoo.co.jp※人数制限

www.koshisha.com

大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰 和光大学俳句部顧問

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