『笈の小文』を巡る 伊賀上野 18 様々園

芭蕉の『笈の小文』を巡る旅。

今回の旅で訪れたかった場所の一つ、

玄蕃町の様々園を訪れました。

ここは藤堂新七郎家の下屋敷で、


もともとは八景亭と名付けられていましたが、

芭蕉が『笈の小文』の旅で帰郷していた際、

亡君・藤堂蝉吟の息子・探丸から花見の宴に招かれ、


さまざまの事おもひ出す桜かな   芭蕉


をこの屋敷で詠んだことから、

この屋敷の庭は「様々園」と呼ばれるようになりました。

現在は内部非公開。

国登録有形文化財になっています。

路地を歩いてみます。

小さなお社がありました。

末光稲荷神社とあります。

詳細はよくわかりません。

比較的、新しい神社のような感じです。

桜がきれいでした。

邸内に入ることはできませんが、かすかな面影を感じることはできました。

どうぞ良き一日をお過ごしください。

0コメント

  • 1000 / 1000