『笈の小文』を巡る 伊賀上野 8 伊賀街道起点の地

芭蕉の『笈の小文』を巡る旅。

伊賀街道起点の地の碑です。

伊賀街道は伊賀と伊勢を結ぶ街道です。


伊賀・伊勢の二国を治めた藤堂高虎によって整備されました。


伊賀上野城はすでに述べたように、藤堂藩の支城でした。


伊勢の津に本城があり、その二つの拠点を結ぶために作られたのです。


その間、約12里(約50km)。


人の移動はもちろん、物流の大動脈として機能し、


伊勢からは塩や海産物、伊賀からは綿や油が運ばれ、


一部はさらに江戸まで船で運ばれたそうです。

芭蕉も伊賀街道を使って伊賀上野から伊勢神宮に向かっています。


『笈の小文』の旅では、街道の途中、新大仏寺に立ち寄っています。(後日掲載)

ちなみに碑の目の前は「芭蕉街」と呼ばれる通りになっています。

伊賀牛の名店「金谷」。(後日掲載)

藤岡組紐店。風情のある店が並んでいます。

どうぞ良き一日をお過ごしください。

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俳句「古志」主宰 和光大学俳句部顧問

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