『笈の小文』を巡る 伊賀上野 5 伊賀上野城 高石垣

芭蕉の『笈の小文』を巡る旅。

伊賀上野城の続きです。

伊賀上野城は「高石垣」でも有名です。

その高さ約30メートル。

1611年(慶長16年)、築城の名手・藤堂高虎によって築かれた石垣です。


石を加工せずに積み見上げる従来の「野面積み」に対し、

「打込接」(うちこみはぎ)の技法が用いられています。

石をあるていど平たく加工して積み上げる当時の最新技法です。

「打込接」のほうが、より急角度で、より高く石垣を組むことができます。

足がすくむほどの高さです。

伊賀の山々が見渡せます。まさに「山笑ふ」の雰囲気でした。

つづきはまた明日。

どうぞ良き一日をお過ごしください。

0コメント

  • 1000 / 1000