【ご案内】古典講座『続虚栗』「旅人と」の巻評釈(YouTube配信)のご案内
YouTubeにて古典講座を開催します。
今回は『続虚栗』(其角編)所収の連句「旅人と」の巻の評釈です。
日時:3月30日(日)14:00〜17:00(YouTubeライブ配信)
会費:1000円「古志社」まで「郵便振替」にてお振込ください。
振込先 古志社
口座番号 00100-7-512480(郵便振替)
限定配信になりますので、
koshionline@yahoo.co.jp
までメールにて、必ず事前にお申し込みください。(申込期限3月28日(金))
※アーカイブが残りますので、当日ご都合がつかない場合でも後日視聴が可能です。
※お振込の際は通信欄に「古典講座」と明記してください。
その他、詳細は「古志」公式サイトをご参照ください。
今回、解説する「旅人と」の巻は、
『笈の小文』の旅へ出る芭蕉への餞別として巻かれた世吉(四十四句の連句)です。
発句は芭蕉の「旅人と我が名呼ばれん初しぐれ」。
この世吉については、以前、当ブログでも少しだけご紹介しました。
現在、「『笈の小文』を巡る」を記事にしていますが、今回の講座はその連動企画です。
「旅人と」の巻は『笈の小文』の本文の冒頭に発句と脇が登場します。
神無月の初、空定めなきけしき、身は風葉の行末なき心地して、
旅人と我名よばれん初しぐれ 芭蕉
又山茶花を宿やどにして 由之
芭蕉が『笈の小文』の旅へ出たのは、
古池の句を詠んだ翌年のことであり、
続く『奥の細道』の旅とのちょうどはざまになります。
芭蕉が芭蕉らしくなるまでの過渡期でした。
そうした過渡期(革命前夜?)ならではの面白さがある作品だと思います。
連句や俳句の実作のヒントになることはもちろん、
連句の予備知識がない方でも楽しめる内容になると思いますので、
ぜひご参加ください。
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