『笈の小文』を巡る 鳴海 4 瑞泉寺 中島橋

芭蕉の『笈の小文』を巡る旅。

千代倉歴史館を出て、旧東海道沿いを歩きました。

立派な寺院に行き当たりました。

こちらは龍蟠山瑞泉寺という曹洞宗の寺。

応永三年(1396年)の創建、もともとは平部諏訪山にあったのですが、


応仁の乱の戦火で荒廃、文亀元年(1501年)現在地に移ってきました。

宝暦六年(1756年)、鳴海の下郷弥兵衛(知足の子孫)の援助により、

現在の仏殿・山門等が完成したのだそうです。

立派な山門。

『笈の小文』に記述はありませんが、芭蕉もここに立ち寄ったかもしれません。

枯山水。

鐘楼。

こちらも立派です。

ふたたび旧東海道へ。

こちらは中島橋。扇川に架かっています。

鳴海は「尾張の東の入口」と呼ばれた交通の要衝。

このあたりは桶狭間の合戦の戦場となった場所でもあり、

中島砦など多くの砦が織田信長によって築かれました。


信長はいったん中島砦に兵をあつめてから、


今川義元の本陣へ向けて出撃したそうです。

残念なことに、この日は時間の関係で、中島砦跡までは足を運べませんでした。


いずれ訪れてみたいです。

どうぞ良き一日をお過ごしください。

大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰

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