浅草象潟町 浅草見番

浅草のつづきです。

浅草寺から観音裏へ。

雷5656会館の脇の通りへ入っていきます。「柳通り」です。

もともと、このあたりは浅草象潟町でした。

羽後国(秋田県)本荘藩の大名屋敷があったことから、


かの地の名勝・象潟にちなんで、象潟町と名付けられました。

象潟といえば芭蕉の『奥の細道』。


この「柳通り」には芭蕉が『奥の細道』で詠んだ句のモニュメントが建てられています。

俳句投函ポストがあります。

入選作品は掲示してもらえるようです。


俳句文化の根付きを感じました。

こちらは浅草象潟会館。旧町名がいまも大事にされています。

そして浅草見番

江戸時代、見番は芸者を取り次いだり、精算をしたり、


花柳病の検査をしたりする事務所的な場所でしたが、

いまは「浅草おどり」など、さまざまなイベントが開催されています。

この日は閉まっていましたので、またあらためて訪れたいです。

そしてわれわれは柳通りを抜け、

吉原へと向かいます。

吉原角町。それらしい雰囲気になってきました。


かすむ夜やうらから見ても吉原ぞ   一茶


一茶の言う、吉原の裏とはどのあたりでしょうか。


つづきはまた明日。


どうぞ良き一日をお過ごしください。

大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰 和光大学俳句部顧問

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