名残の会(2月)を終えて

昨日14日(金)は名残の会(芭蕉記念館)でした。

12月の宿題が「年賀状に添える一句」だったのですが、


生き老いて苦渋惨たり四方の春   坂田孝雄


作者は九十三歳。「苦渋惨」と掛けてあります。


人生百年時代にあって、老いを生きるということは、


日々、つらいことも惨めなこともあるのでしょうが、


それでも「四方の春」だと肯っておられるのではないでしょうか。


なにより九十三歳の「いま」を切実に詠んでおられることに、


深く感動します。

今月の宿題は題詠です。

3月もぜひお運びください。

どうぞ良き一日をお過ごしください。

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