祇園ろはん @祇園四条 2

割烹「祇園ろはん」の続きです。

コッペ蟹。

この時季、このお店に来て、これを食べないわけにはいきません。

蟹の身や内子・外子が丁寧な仕事で再構築されています。

もはや芸術品。

冬の贅沢です。

食べ終わったら甲羅に熱燗を注いで、甲羅酒にします。

甲羅酒の味は賛否ありますが、ここでは甲羅ごと炙り直してくれますので、

嫌な臭みも無く、酒と蟹のエキスが一体になり、とても美味しいです。

自家製の赤蕪千枚漬け。こちらも絶品です。

漬けているところを見せてもらいましたが、


昆布の量のほうが圧倒的に多く、赤蕪が間に少し挟まっているくらいの感じでした。

一枚一枚、包丁で切っているとのことで、表面がとても滑らかに仕上がっています。

海老芋の唐揚げ。

どれも本当に美味しいです。

茄子と穴子の炊合せ。

穴子。身がしっかりしています。

下に茄子が隠れています。

お出汁を吸って、とろとろです。

ほうれん草のお浸し。

目にも麗しいお浸しです。

〆の鯖サンドを注文しました。

みごとな鯖がパンにのっけられ、

目の前で出来上がっていきます。

カウンターならではのワクワク感があります。

こちらが名物・鯖サンド。

間に挟まっているたくあんが絶妙で、トーストの焼目も香ばしいです。

デザートは安納芋とマスカルポーネの最中。

甘さ控えめでお酒のアテにもなりそうです。

若い職人の確かな腕と細部へのこだわり、そして新鮮なアイデアを体感できるお店です。

こうしたお料理をいただくと、私も頑張ろうという、やる気が出てきます。


師走に最高の充電ができました。


どうぞ良き一日をお過ごしください。

大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰 和光大学俳句部顧問

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