行徳
行徳(千葉県市川市)を歩いてきました。
(『江戸名所図会』「行徳塩釜の図」)
小名木川や新川は人工の河川ですが、
行徳から塩を舟で運ぶことを目的に掘削開通されたものです。
鉄道がない時代、舟で運んだほうが陸路で運ぶよりも労力がかからず、
より速く、より大量に運ぶことができました。
(『江戸名所図会』「行徳汐濱」)
その後、行徳の塩のほかにも、
江戸郊外で作られた農作物や酒、醤油、味醂なども水運で運ばれるようになりました。
さらには物流としてだけではなく、庶民の交通手段にもなりました。
(『名所江戸百景』「中川口」)
芭蕉はその舟運を使って、行徳まで舟で向かったのです。
というわけで、行徳ですが、
今回は隣駅の妙典から歩きました。
ここは寺町となっており、面白いお寺が多いのです。
つづきはまた明日。
どうぞよき一日をお過ごしください。
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