香椎宮 6 不老水(武内宿禰屋敷跡)

福岡、香椎宮のつづき、今回は不老水です。

古宮からさらに数百メートル先、

いまも不老水が湧いています。

かつてここには仲哀天皇に仕えた武内宿禰の屋敷がありました。


宿禰はなんと300歳まで生き、


景行・成務・仲哀・応神・仁徳の五代にわたって仕えたといわれています。

不老水の名は武内宿禰の長寿にちなんだものです。

道すがら南天の花

住宅地の奥、鬱蒼とした山の麓に不老水はいまも湧き出しています。

神秘的な空気が漂います。

このなかに不老水があります。扉を開けてみます。

中はこのようになっており、湧き水が保護されています。

不老水です。神代から湧き続けています。

汲んでみます。

ひんやりとしています。


煮沸の必要があるとのことで、飲むことはできませんでした。

貴重な御水をいただくことができました。

武内宿禰が不老水を汲んで献上している様子。

水道技術がなかった神代の話ですので、現代以上に水源の確保が重要だったことでしょう。


この地が九州平定の本拠地として選ばれたのも、


豊かな湧き水があったためではないでしょうか。

どうぞよき一日をお過ごしください。

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