「古志」大阪句会(4月)を終えて 2

4月2日(火)の「古志」大阪句会の続きです。


第二句座、席題は「春の夢」「耕」「鰆」。


特選句からいくつか。


永遠に阿修羅は春の夢のなか   きだりえこ


阿修羅は悪神。仏教では人間以下の扱いです。


春の夢と阿修羅のメリハリが効いています。


蛸を切る春の夢より覚めてまた   丹野麻衣子


第一句座で、


たこ焼きの蛸切る一代花の下   稲垣雄二


という句が出ており、


それに唱和した句。


ほかにも入選句、


後悔は母恋となり春の夢   澤田美那子


これも第一句座での講評で話題に上がった、


いま岩城誠さんが御母堂へ抱いている思いを踏まえたもの。


いずれも即興での挨拶句ですが、


こうした相互の交響もまた俳句の醍醐味です。


対面の句座ならではの良さでもあります。

「古志」では全国各地に支部があり、それぞれ魅力的な句会を行っています。


詳しくは「古志」公式サイトをご参照ください。

古志 | 俳句結社「古志」のホームページ

発行:2024年4月10日長谷川櫂論:青木亮人装丁:水戸部功本文デザイン:星野絢香/TSTJ四六判並製 240頁定価:2420円(税込)ISBN:978-4-911090-11-4 C0092以下のリンクよりご購入できます。https://saku-pub.com/books/hasegawa.html大谷弘至主宰による第五十回YouTube句会を開催します。古志会員であれば、どなたでもご参加いただけます。チャンネルはこちらです。https://www.youtube.com/c/古志オンライン第五十回配信:4月27日(土)14:00〜16:00参加ご希望の方は4月25日(木)までに下記アドレスまでお申し込みください。(氏名を明記してください)koshionline@yahoo.co.jp※人数制限は設けませんが、参加申込多数の場合は先着順となる場合があります。大谷主宰ご出席のもと、対面句会を開催します。古志会員であれば、どなたでもご参加いただけます。日時=4月10日 (水)13時30分〜17時会場=森下文化センター(第2研修室) 半蔵門線・大江戸線「清澄白河駅」徒歩8分・都営新宿線「森下駅」徒歩8分参加費=2000円第1句座:5句(当季雑詠) 第2句座:3句(席題)事前のお申し込みは必要ありません。当日は風邪の症状があるなど、体調がすぐれない場合は、ご参加をお控えください。手指の洗浄、アルコール消毒にご協力ください。マスクの着用は任意です。「古志」以外の方で体験参加をご希望の方は「古志」公式HPよりお問い合わせください。ご不明な点は、幹事の篠原隆子さんまでお問い合わせください。・特集は「花」です。安藤文さん、園田靖彦さんによるエッセイ、同人による「花」の一句をお寄せ頂きました。・今月からきだりえこさん、木下まことさん、篠原隆子さん、上俊一さんによる「ふるさと歳時記」の新連載が始まります。・関君子さんに上條多恵さん追悼文、神永秀郎さんに高田春男さん追悼文をお寄せ頂きました。大谷主宰出席の句会 ・10日(水)深川句会・12日(金)名残句会(芭蕉記念館)・27日(土)YouTube句会※「YouTube席題句会」、「YouTube鍛練句会」は定例の「YouTube句会」配信のなかで申込みの案内・受付をしています。参加希望の方は、まずは定例の「YouTube句会」にご参加

www.koshisha.com

大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰 和光大学俳句部顧問

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