「古志」深川句会(3月)を終えて
森下文化センターには「のらくろ館」が併設されてます。
第一句座、特選句からいくつか。
春炬燵窓開け放ち五七五 水津房子
前回、見学参加だった水津さん。
芭蕉記念館の入門講座「名残の会」を経て「古志」に入会されました。
この句は衒いのない素直な詠みぶりです。
あるがままの今の姿を詠んでおられます。
いつか来る卒業までの共白髪 水津房子
こちらは入選句。互選でも高得点を得ました。
句会において句歴、結社歴など関係ないことをあらためて教えられました。
春宵の二合半明日は子犬来る 臼杵政治
〈二合半〉は〈こなから〉と読みます。
少量のお酒のことをいいます。
子犬を迎え入れる前夜、飲み過ぎないよう気をつけながらも、
喜びを隠せずにいる様子が目に浮かびます。
かつをぶし仔猫の一生幸あれと 菅谷和子
こちらは子猫です。〈一生〉は〈ひとよ〉。
鰹節を一本添えて、仔猫を送り出すのだそうです。
続きはまた明日。
どうぞよき一日をお過ごしください。
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