さし石
先日ご紹介した佃波除神社の「さし石」ですが、
「さし石」の名は「さす」という持ち上げる動作からきたもので、
かつて漁師たちがこの石を持ち上げて力比べをしたことに由来します。
この「さす」という言葉、
現代では上方に持ち上げるという意味では使われていないと思います。
たとえば「差し出す」といった場合、前方に出すイメージです。
唯一名残が残っているのは「傘を差す」くらいでしょうか。
先日、愛媛の木下まことさんより興味深いメールを頂きました。
「さす」は愛媛県西南部では今なお使われている言葉だそうです。
それも頭上に持ち上げる動作を言うそうです。
まだまだ地方には古い言葉が残っているということだと思います。
ただ、使っているのは昭和一桁世代とのこと。
若い世代には引き継がれることなく、やがて消えてしまうのでしょうか。
大変貴重な情報をいただきましたので、あらためてご紹介させていただきました。
ちなみに「佃島の佃煮はいろいろ通った結果「天安」が一番美味しい」
との情報を大場梅子さんからいただきました。
大きめの昆布、あさり、鰹、あみがおすすめとのことで、
通販よりも直接お店で買うほうが美味しいとのこと。
佃に長年通っている大場さんのおすすめなので間違いないと思います。
ぜひお試しください。
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