酉の市

おはようございます。


いかがお過ごしでしょうか。

酉の市へ行ってきました。


二の酉です。

浅草鷲神社へ向かったのですが、

祝日ということもあり、ものすごい人出でした。

ご覧のとおりの待機列。入場すらままなりません。

そこで、すぐとなりの酉の寺こと鷲在山・長國寺のほうに入ることにしました。

入り口に立派な熊手。

こちらも人、人、人。

およそ吟行などできる状況ではありません。

地方出身のわたしが「酉の市」というものを知ったのは、


たかだかとあはれは三の酉の月  久保田万太郎


という句がきっかけでした。

しかし、当時、高校生だったわたしは、酉の市がどんな行事か、いまいちわかっておらず、


一の酉、二の酉、三の酉といわれても、なおのこと意味不明でした。


ですので、わからないままに、あわれなものだなぁと感じ入っていた句だったのです。

のちに「三の酉」という戯曲にこの句の背景が書かれていることを知り、


また、上京後、じっさいに酉の市を訪れたことで、


ようやく一句の全体像がつかめるようになりました。

たくさんの熊手が売られています。

大きな熊手が売れると威勢のよい手締めが行われます。

狭い境内にとにかく大勢の人。

活気が伝わるでしょうか。

入谷駅からの道すがら、店先で焚き火をしていました。


お店の人によると「寒いから」とのこと。


至極まっとうなお答えでした。


なんだかほっとする火です。


なんやかんやでもう年末ですね。


良き一日となりますことを。

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