「古志」深川句会(11月)を終えて 2

引き続き、「古志」深川句会です。


第2句座、席題(切干、マスク、冬夕焼)です。


特選句から。


目力の太郎に花子マスクして   長野いづみ


かつて典型的な日本人の名前であった「太郎」と「花子」。


この句では、特定の誰かを指しているわけではなく、


広く日本の子どもたちの「目力」を言祝いでいるわけです。


なにかと言われがちな現代っ子ですが、


その目を見れば、子どもらしい力を漲らせているわけです。


コロナ禍にも負けない目力です。

(Photo by Ehsan ahmadnejad


あれほどがこれほどとなる切干よ  園田靖彦


なんにも具体的なことは言っていないのですが、


ちゃんと相手に伝わるという、言葉のマジックが生まれています。


「あれほどがこれほど」、たしかに、これ以上は他に言いようがない、


まさに切干の姿です。


「古志」深川句会は毎月第2水曜日に開催しています。


次回は12月13日(水)13:30〜


会場は江東区森下文化センターです。


年内最後となります。


「古志」の会員の方はどなたでもご参加いただけます。


会員以外の方は体験参加も可能です。


初心者の方も歓迎いたします。


ぜひお越しください。


詳細は「古志」公式サイトまでお問い合わせください。

古志 | 俳句結社「古志」のホームページ

句集『白』著者:趙栄順定価:2,500円+税発行:青磁社発行日:2023年10月ISBN:9784861985744古志叢書七十篇11月は会費の納入月です。今月号に添付された郵便振替用紙をご利用下さい。一昨年、年会費が改定されています。お間違いのないようご注意下さい。詳しくは誌面「入会案内」もご覧下さい。11月中に納入が確認できない方には、「古志」の発送も遅れますのでご注意下さい。・今月号は「古志創刊三十周年記念号(二)長谷川櫂特集」です。永田和宏さんからエッセイを、高山れおなさん、高柳克弘さん、村松二本さん、平野皓大さんから長谷川櫂論をお寄せいただきました。・なお11月号に関しましては記念号のため、見本誌としては取り扱いません。ご了承ください。大谷主宰出席の句会 ・8日(水)深川句会・10日(金)名残句会(芭蕉記念館)・20日(月)郵便句会・25日(土)YouTube句会※「YouTube席題句会」、「YouTube鍛練句会」は定例の「YouTube句会」配信のなかで申込みの案内・受付をしています。参加希望の方は、まずは定例の「YouTube句会」にご参加ください。 ※大谷弘至official siteブログにて最新情報を随時更新しています。評釈やエッセイなども掲載されていますので、ぜひご覧ください。 http://otanihiroshi.amebaownd.com※2023年の郵便句会は12月まで開催予定です。長谷川前主宰出席の句会・5日(日)広島ズーム句会・11日(土)朝日カルチャーズーム講座「俳句でよむ『おくのほそ道』」・11日(土)古志ズーム講座「俳句でよむ『おくのほそ道』」・12日(日)鎌倉ズーム句会・19日(日)金沢ズーム句会・23日(木)HAIKU+(「運河」主宰の谷口智行さん)・25日(土)朝日カルチャーズーム講座「一億人の俳句入門」・26日(日)仙台ズーム句会※新型コロナウイルス感染症の流行状況によりスケジュールは変更となる場合があります。大谷主宰ご出席のもと、対面句会を開催します。古志会員であれば、どなたでもご参加いただけます。日時=11月8日(水)13時30分〜17時会場=森下文化センター(第2研修室) 半蔵門線・大江戸線「清澄白河駅」徒歩8分・都営新宿線「森下駅」徒歩8分参加費=2000円第1句座:5句(当季雑詠) 第2句座:3句(席題)

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