石田波郷 砂町旧居跡

おはようございます。


いかがお過ごしでしょうか。


今回は俳人・石田波郷が住んでいた江東区砂町の旧居跡をご紹介します。

10月26日の講座でお話する内容に重なるものですので、


お越しになる方は予習がてら御覧ください。

現在、波郷旧居跡はこのように個人のお宅兼事務所となっており、


敷地に入ったり、撮影したりすることはできません。

このような案内板が立っています。

隣が妙久寺というお寺で、句碑はそちらにあります。

妙久寺は寛永7年(1630)創建。日蓮宗のお寺です。

こじんまりとしていますが、印象的な山門です。

はこべらや焦土の色の雀ども  石田波郷

波郷が砂町にやってきたのは、昭和21年(1946)のこと。

当時このあたりはまだ焼け野原。戦後復興のさなかでした。

ここ妙久寺は東京大空襲で亡くなった近隣の方々のご遺体が一時的に土葬された場所です。

その数、2865人。あまりにも多くの尊い命が失われ、この小さな寺に埋葬されました。

そんな妙久寺に〈はこべら〉の句碑があることは、とても意義のあることだと思います。

桜の葉が色づいていました。

東京も秋らしくなってきました。

どうぞよき一日をお過ごしください。

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