「古志」東京句会(9月)を終えて

9月30日は「古志」東京句会でした。


江東区文化センターにて、


おもに第5土曜日など不定期で開催しています。


第一句座、特選句から。


賜りぬ壱岐の園田の今年米  神谷宣行


先日刊行された園田靖彦さんの句集『曾良の島』への挨拶句。


句集自体を直接的に詠むのではなく、


園田さんのルーツ、壱岐を詠んでいます。


〈園田〉とはもともと献上米を作っていた由緒ある田。


壱岐の米を讃えることで、おのずから句集を言祝いでいるわけです。


米も句集も豊かな実りを迎えました。

酒沁みし骨よく燃えて牧水忌  西川遊歩


歌人・若山牧水を詠んだ一句。


酒と旅に生きた生涯を象徴するかのようなシーンを切り取っています。


じっさいに牧水の骨はよく燃えたのだとか。

(写真はWikipediaより)


あらためて牧水の享年をみてみたところ、


いまの私とおなじ43歳でした。


しかし、わたしなどはまだまだ酒が沁み足りません。


いっそう精進したいと思います。


どうぞよき一日をお過ごしください。


大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰 和光大学俳句部顧問

3コメント

  • 1000 / 1000

  • 邊庭

    2023.10.15 03:48

    大谷弘至先生、ご返信ありがとうございます。確かにゴリラの顔ですね。対馬が神楽の伝承がほぼ途切れているのに対して、壱岐は神楽がとても盛んな地で、一度、壱岐神楽だけの為にも行きたい場所です。知人の御神職もご自身でアクロバティックな神楽の演目をなされます。 ユーチューブ句会に参加しようかと考えていますが、色々と予定が入ってしまって、全会は無理なので、躊躇しております。今、長谷川櫂先生の「涼しさの文化 俳句はなぜ短いか」を既刊から読み直してみたところですが、全く園芸文化もその通りのように思えました。
  • 大谷弘至

    2023.10.12 10:18

    @邊庭邊庭さん、こんばんは。 いつか句会にもぜひお越しください。 写真は壱岐です。ゴリラ岩ですが、わたしが撮影したものではなく、 Canvaというデザインアプリからのものです。 壱岐にはかれこれ20年ほど前に行きましたが、いまも心に残る印象深い島です。
  • 邊庭

    2023.10.09 13:35

    この写真は壱岐ですか?今月号の『古志』を拝読しました。丹野さんの大谷先生へのインタビューとQ&Aを読みながら、メールしております。何だかほっとするような。どうぞこれからも宜しくお願い致します。邊庭