芭蕉記念館 ジュニア俳句教室スペシャル

12日(土)は江東区芭蕉記念館主催、


「ジュニア俳句教室」の夏休みスペシャルでした。


今回は連句に挑戦してもらいました。


「三つ物」という3句連ねる「連句」です。


(こども向けに式目(ルール)は簡略化しました)


一人で作る俳句とちがって、仲間との協力が必要です。


俳句はともかく、連句はみんなはじめてだったようですが、


こどもたちは飲み込みが早く、おもしろい作品がたくさん出来上がりました。

もともと俳句は連句から独立したものです。


芭蕉や一茶の時代、句会(句座)といえば連句を作ることでした。


仲間と協力し、ときに火花をちらしながら、


一つの作品を作り上げる楽しさは、もっと広く知られても良いのではないかと思います。

こどもたちに連句を作ってもらうのは、はじめての試みで、


当初、不安な面も多かったのですが、


芭蕉記念館の職員のみなさま、


ボランティアの先生がた、


OGのみなさまのご尽力のおかげで、


こどもたちにも喜んでもらえる、すばらしいものになりました。

そして何より、こどもたちの好奇心と表現意欲はすさまじいものがありますね。

どんな詩形式でも柔軟にじぶんのものにすることができます。


自然とあうんの呼吸が生まれていました。


学校の授業などでも連句を取り入れていただけたら楽しいのではないかと思います。

芭蕉記念館の百日紅(サルスベリ)。

実が付いています。


まだまだ暑いですが、少しずつ秋の気配がただよいはじめています。

記念館裏の隅田川です。

日本橋方面。

道のべの木槿(ムクゲ)。


どうぞよき一日をお過ごしください。

大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰

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