若狭 番外 四季彩館 酔月

小浜西組でランチです。

せっかくなので茶屋町でおいしいものをいただけるところを探しました。

茶屋町の路地の奥、

明治時代に建てられた元料亭(遊郭)、

四季彩館 酔月」でお昼にしました

暗くて分かりづらいですが、

元料亭の内観です。


尾崎放哉もここを訪れたでしょうか。


ちなみに当時の常高寺の住職・春翁はなかなかの放蕩者だったようで、


大正12年(1923)の暮れ、常高寺は火事で焼失してしまうのですが、


その際、住職は遊郭で遊んでいて不在。


そういったことが積み重なってか、


大正14年(1925)放哉が訪れる二ヶ月ほど前に罷免されていました。


放哉が寺男として小浜に居たときの常高寺は、


いまと違って、ぼろぼろの状態だったとおもわれます。

さて、お重で出てきました。


蓋をあけると・・・

若狭牛です。しゃぶしゃぶでいただきます。

ねぎをお肉でたっぷり巻きます。


特製のつゆをつけて食べるのですが、

お肉はもちろんのこと、このつゆが他にない味わいでとても美味しかったです。

贅沢なお昼でした。

浪音淋しく三味やめさせて居る  尾崎放哉


三味線の音は聞こえませんでしたが、

小浜西組を一歩出ればすぐに海です。

浜昼顔が咲いていました。

波音は今日も穏やかです。


どうぞ良い一日をお過ごしください。

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