若狭 1

6月2日の記事で予告していましたが、


旅をしてきましたのでご紹介します。


どこだかわかりましたでしょうか?

そうです。正解は福井県。

今回は若狭・小浜市を旅してきました。

滋賀県に隣接し、京都府にも近いです。


今回も、ある人物を取材・研究するための旅です。


以前の龍野の旅とおなじ人物ですが、


だれであるかは、まだ秘密です。

今回の一番の目的は万葉以来の歌枕である後瀬山です。


また、若狭は古代より「御食国(みけつくに)」と呼ばれ、


鯖街道のはじまりの地です。

豊かな海産物・塩などをこの地から奈良・京といった都まで運びました。


ことに鯖が運ばれたので、この名がつきました。

江戸時代には北前船が日本海を行き交いました。


蝦夷地の昆布などがここ小浜に持ち込まれ、


鯖街道をとおって京に運ばれました。


若狭小浜はふだん、あまり注目されませんが、


古来より日本の発展、とくに近畿地方の発展を影で支えた土地です。


そうした若狭への興味と憧れがありました。


じつは3度目の訪問なのですが、


しっかり巡るのは今回が初めてです。


そして3つ目の動機は「お水送り」です。

(写真は「小浜市観光・おばまナビ」より)


東大寺二月堂の「お水取り」はとても有名ですが、


こちらはあまり知られていません。


ほんらいは小浜の若狭神宮寺の「お水送り」と1セットのものです。


むろん今回の旅は「お水送り」神事を見ることは出来ませんが、


お水送りの御香水にふれることができました。


若狭には佛多くて蒸鰈  森澄雄


という句があるように、ほかにも多くの古寺があります。


明日から少しずつご紹介していきたいと思います。

今日もよき一日となりますことを。

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