善光寺と一茶 番外「やま茶屋」と御開帳

善光寺門前に「やま茶屋」というお店があります。


ここで名物「草鍋」を食べることができます。

めずらしい野草を鍋に入れて食べるのですが、


すべて地元の野草で、社長自ら山に入って収穫してきたものです。


信州ならではの味です。

この日はこごみ、ゆきざさ、うるい、かんぞう等でした。

軍鶏や野菜とともに豪快にいただきます。

ちなみに昨年のもの。

時期によって草が変わります。


このときはタマガワホトトギス、ニワトコ等がありました。


野草は青々としたエネルギーに満ちています。


毎年ここで一年分の緑をいただく感じです。

やま爺の「やま便り」。


じつは昨年の「古志」8月号に「やま茶屋」を詠んだ句を載せていました。


憂き春や草鍋喰ひに善光寺    弘至

山爺と呼ばれてこごみ採つてくる

誰彼の墓横切つてこごみ採り

ぜんまいや仏も知らぬ古き世に

にはとこの若葉も馳走山の茶屋

新芽摘む爺サゆきざさもみぢがさ

弥太郎に食はすに惜しき根芹かな

草鍋や虫出し遠く過ぎゆきぬ

ちなみにチーズケーキも美味です。


善光寺詣での際には、ぜひどうぞ。


以下、おまけです。


昨年の御開帳の写真です。

みなさまにもご利益がありますことを。

大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰

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