近況報告

22日(月)に砂町文化センター(石田波郷記念館)主催の俳句鑑賞講座「小林一茶「あるがまま」の生き方〜苦難の時代を乗り越える」の講師を努めました。

今回は全三回のうち、第一回になります。


第一回は導入としまして、「一茶の時代〜現代と共通する社会問題」ということで、ウイルス禍の問題、経済至上主義社会の弊害、自然との共生といった、一茶の時代と現代とのあいだに共通する社会問題をとりあげながら、一茶の俳句や文章を鑑賞し、一茶がどのように生き、社会的苦難を乗り越えたかということを探ってみました。


コロナ禍のなか、また、お足元の悪いなか、多くの方がたにお集まりいただき、まことにありがとうございました。

ありがたいことに、「古志」の方も数名いらっしゃいました。遠方から自家用車で駆けつけてくださった方もおられ、頭が下がる思いです。


お越しくださっているみなさまのためにも、また、このようななか、入念に準備をしてくださっている砂町文化センターのみなさまのためにも、講座として、いっそう良いものになるよう、次回以降も頑張りたいと思います。


感染防止のため、会場では大きく間隔を開けて座っていただいたり、全員マスクを着用していただくなど、これまでにはない独特な雰囲気のなかで行われました。


それでもやはり、実際にみなさんとお会いすることで、オンラインとはちがった熱気を感じることができました。それはマスク越しの静かな熱気ではありましたが、それによって講座を支えていただいた感じがありました。

これもいい経験として、今後につなげて参りたいと思います。


第二回は6月29日(月)です。『おらが春』を鑑賞します。

東京都はコロナの感染者数が増えてきていますが、無事に開催されることを祈るばかりです。

くれぐれもお体にはお気をつけてお過ごしください。



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