壬生寺

京都の旅のつづきです。

壬生寺を訪れました。

壬生寺はその名のとおり、京都・壬生にある律宗の寺。

正暦2年(991)に快賢僧都によって開かれたと伝えられます。

本尊は延命地蔵菩薩で、古くから地蔵信仰の寺として人々に親しまれ、

厄除け・開運の寺としても信仰を集めてきました。

地蔵尊の扁額。

提灯。

鰐口。

石灯籠。

訪れたとき、ちょうど鳩の大群が湧き上がってきました。

瑞兆ということにしておきましょう。

壬生寺では季語にもなっている壬生狂言が行われます。

来年には吟行句会を行いたいと思っていますので、その際はぜひご参加ください。

壬生寺は千体仏塔でも有名です。

独特な雰囲気を醸し出していますが、

円錐形をした仏塔はミャンマーに数多くみられるパゴダを模したものだそうで、

石仏は明治時代の京都市の区画整理の際、各地から集められたものとのこと。

室町時代作の阿弥陀如来像や地蔵菩薩像など、1000体の石仏が安置されています。

長年、風雨にさらされ、いっそう慈悲深いお姿をされています。

直接には都市整備にともなう移設が背景になっていますが、


当時は神仏分離や廃仏毀釈の影響で、寺院を取り巻く環境も大きく揺れていました。

この千体仏塔は激動の時代の中で行き場を失いかけていた石仏を守り伝える場ともいえます。

壬生寺は新選組(壬生浪士組)隊士の兵法修練場でした。

境内には壬生塚があり、近藤勇の遺髪塔や芹沢鴨らの墓、隊士の合祀墓があります。

近藤勇像。写真は2021年に訪れた際のもの。

壬生寺周辺の路地。新選組の隊士も駆け抜けたであろう道です。

以上、島原〜壬生でした。

どうぞよき一日をお過ごしください。

大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰 和光大学俳句部顧問・非常勤講師