「古志」深川句会(12月)を終えて 2

12月12日(水)の「古志」深川句会のつづきです。

二句座目席題、


特選句からいくつか。


裃が鼓を炙る炭火かな   西川遊歩


囃子方の能楽師です。


鼓は湿度の変化に影響を受けやすい、繊細な楽器です。


理想の音を出すための湿度調節で、


鼓を炙っているわけですが、


その火が炭火だというのが、なんとも古風な趣です。


古俳諧を思わせる一句の調子のもまた、


句の内容にぴったり合っているように思います。


どの星もおおつごもりの輝きに   城田容子


たとえば一茶は、


我が星はどこに旅寝や天の川


と詠みましたが、


星にはそれぞれの輝きがあり、


それぞれに何かが宿っているように感じられます。


年をまたぐ節目の夜、いっせいに輝きを合わせるかのように、


星々はおおつごもりの光を放っているというのです。


落とすまじ野坡の担ぎし炭俵   臼杵政治


野坡は芭蕉の弟子。


本業は越後屋の手代。


七部集のひとつ『炭俵』の編纂に関わりました。


落とすまじと炭俵を大事に運んでいる様子がユーモラスに目に浮かんできますが、


言うまでもなく、この句の炭俵は、


店の商品と思われる「炭俵」と、


俳書としての『炭俵』のダブルイメージになっています。


本業も俳諧もどちらも大事にした野坡の実直な姿をうまく描いています。


「古志」深川句会は毎月第2水曜日に開催しています。


次回は年明け1月14日(水)13:30〜


会場は江東区文化センター(東陽町)です。


「古志」の会員の方はどなたでもご参加いただけます。


会員以外の方は体験参加が可能です。


初心者の方も歓迎いたします。


詳細は「古志」公式サイトを御覧ください。

古志 | 俳句結社「古志」のホームページ

大谷弘至主宰による第七十回YouTube句会を開催します。古志会員であれば、どなたでもご参加いただけます。チャンネルはこちらです。https://www.youtube.com/c/古志オンライン第七十回配信:12月27日(土)14:00〜16:00参加ご希望の方は12月25日(木)までに下記アドレスまでお申し込みください。(氏名を明記してください)koshionline@yahoo.co.jp【句会】3句出句・3句選(当季雑詠)1句座。大谷主宰による講評。【投句】事前投句。前日26日(金)18時までに3句、koshionline@yahoo.co.jpまでメールで送ってください。(注意:Wordなどは使用せず、メール本文に直接句を記すこと。メール内に作者名(俳号)を明記すること。新作未発表句に限ります)【選句】当日27日(土)13時頃に担当者から清記された出句一覧がメールで送られてきます。14時までに選句(3句)の上、koshionline@yahoo.co.jpまでお送りください。(スムーズな披講と点盛りのため清記番号と句を必ず記してください。コピー・アンド・ペーストが正確かつ簡単です)【配信】27日(土)14:00より配信開始します。互選の披講→主宰選の披講→主宰の講評・質疑応答という流れになります。披講の際の名乗りは再生ページに表示されるチャットをご利用ください。ご自身の句が読みあげられたら清記番号を書き込んでください。また、質問などがあれば、質疑応答の際に随時チャットで書き込んでください。質問はメールでも受付けます。大谷主宰ご出席のもと、対面句会を開催します。古志会員であれば、どなたでもご参加いただけます。今回は場所が変更になりますので、お気を付けください。日時=12月10日 (水)13時30分〜17時会場=江東区文化センター(3階 第3研修室)東京メトロ東西線「東陽町」駅 1番出口より徒歩5分参加費=2000円第1句座:5句(当季雑詠) 第2句座:3句(席題)※事前のお申し込みは必要ありません。※当日は風邪の症状があるなど、体調がすぐれない場合は、ご参加をお控えください。手指の洗浄、アルコール消毒にご協力ください。マスクの着用は任意です。※「古志」以外の方で体験参加をご希望の方は「古志」公式HPよりお問い合わせください。※ご不明な点は、幹事の篠原隆子さん

www.koshisha.com

大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰 和光大学俳句部顧問

0コメント

  • 1000 / 1000