高浜虚子記念館(虚子庵)
いかがお過ごしでしょうか。
10月の長野の旅の続きです。
こちらは小諸駅。
高浜虚子記念館(虚子庵)へ向いました。
今回は虚子論を書くための取材です。
虚子記念館。館内撮影禁止。小諸時代の貴重な資料を観覧できます。
水甕。虚子が鎌倉の自宅で使っていたもの。
娘の晴子さんから寄贈されています。
そして虚子庵。
虚子が小諸に疎開していたのは、
1944年(昭和19年)9月 から 1947年(昭和22年)10月ごろまでの、
およそ四年間。
その時期のことを「小諸時代」といいます。
虚子は小諸の風土に根ざしながら『小諸百句』などの作品を残しました。
虚子庵は当時の姿のまま保存されています。
もともとは地元の小山家(旧庄屋家)の離れとして使われていたもの。
建築年はわかりませんが、昭和初期のものでしょうか。
「古志」でもはるか昔に小諸吟行句会を開催し、
虚子庵を借りて句会をしました。とてもいい思い出です。
井戸。
庭奥に句碑。
人々に更に紫苑に名残りあり 高浜虚子
小諸を去るにあたっての別れの挨拶です。
このとき、ちょうど紫苑の花盛りでした。
続きはまた明日。
どうぞよき一日をお過ごしください。
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