柿衞文庫

伊丹の続き、今回は柿衞文庫です。

こちらは岡田利兵衞


柿衞文庫を設立した人物です。


1892年(明治25年)、江戸時代から続く伊丹の造り酒屋に生まれ、


家業を継ぎ、岡田家第22代当主になりました。

たんに実業家・地元の名士としての活動だけでなく、


俳諧に強い関心を持ち、


みずから国文学者・蒐集家となり、


俳諧研究の発展に大きく貢献しました。


聖心女子大学名誉教授、伊丹市長、逸翁美術館の館長も務めています。

そんな岡田利兵衞が蒐集した柿衞文庫のコレクションは、


日本でも有数の俳諧コレクションとして知られています。


芭蕉をはじめ、地元・伊丹出身の上島鬼貫の資料も充実しています。

こちらは柿の木。

台柿という珍しい種類の柿です。


ここを訪れた頼山陽が絶賛したのだそう。

「柿衞」の名の由来となっています。


はるかな思いを抱かせてくれる柿です。

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