水鏡天満宮

福岡句会に出席する前に水鏡天満宮でお参りをしました。

句会場のアクロス福岡の真ん前に鎮座しています。

菅原道真公が太宰府へ向かう道中、水面に映る自身の姿をご覧になり、


あまりのやつれぶりに嘆き悲しんだことからこの神社が建立されました。

鯉。だいぶ水も温んだ感があり、ゆるゆると動いています。

柊南天。

実千両。

椿。花はどれも小ぶりです。

社殿。

楠の木。

天神様といえば牛ですが、

味わい深い表情。

くったりとしたフォルム。

幾山河越えて来し野の涼しさよ   稲畑汀子


若山牧水の〈幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆく〉が


思い出されますが、〈涼しさよ〉と詠みきるところが俳句ですし、


稲畑汀子さんの強さなのだと思います。

都会の小さなお社ですが、とてもいい空間です。

どうぞ良き一日をお過ごしください。

大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰 和光大学俳句部顧問

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