石川島灯台と中央大橋

月島・佃島の続きです。

こちらは隅田川の上流、中央大橋です。


奥にスカイツリーが見えます。

平成6年に開通した新しい橋です。

荘厳です。

橋越しのスカイツリー。

このあたりは石川島と呼ばれていた場所。

石川島灯台(復元)が建っています。

江戸時代、このあたりに人足寄場がありました。


人足寄場とは、戸籍から外された無宿人、軽罪人を一時的に収容し、


社会更正・復帰を目的とした自立支援施設です。


寛政2年(1790年)に石川島の佃島側を埋め立てて建設されました。


建設の背景には天明の大飢饉による政情不安、失業者の増加、犯罪の増加がありました。


ちなみに『鬼平犯科帳』のモデルになった長谷川平蔵の進言により企図され、


みずから建設の陣頭指揮を取り、建設されたものです。


そして人足寄場取扱として初代管理責任者を務めました。

石川島灯台は慶応2年(1866年)、その人足たちの手によって建てられました。


隅田川や品川沖を航行する船のための常夜灯です。


現在建っているものはレプリカで、公衆トイレになっています。

どうぞ良き一日をお過ごしください。

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