「古志」深川句会(2月)を終えて

2月14日(水)は今年最初の「古志」深川句会でした。


毎月第2水曜日に江東区森下文化センターで開催しています。


「古志」の会員の方であれば、どなたでもご参加いただけます。

今回は水津房子さんが見学参加。


芭蕉記念館の入門講座、名残の会を経て「古志」に入会されました。


また、佐渡から安藤文さんも参加され、今月も多彩な顔ぶれでの句会となりました。


第一句座、特選句からいくつか。


水菜はりはり今年も野球応援す   間宮伸子


〈水菜はりはり〉と〈今年も野球応援す〉のあいだに何の因果関係もありません。


そのことで詩的な飛躍が生まれています。


はりはり音を立てて水菜を食べることも、


野球を応援することも、


平凡な日常のなんでもないことですが、


不思議なことに、


このふたつが取り合わさることで詩が生まれるのです。


これも俳句の面白さのひとつです。


寒泳や風よりぬくきけふの潮      上俊一


寒中水泳の過酷さが臨場感をもって伝わってきます。


風が強く冷たい日で、水中のほうがよほど温いのです。


手にうけて菩薩のひかり桜餅      篠原隆子


菩薩様は中性的存在ですが、女性的でまろやかな御姿をされています。


桜餅もまた桜色でまろやか。


そのふたつのイメージが手のひらの上で鮮やかに重なったのです。


続きはまた明日。


どうぞよき一日をお過ごしください。

古志 | 俳句結社「古志」のホームページ

大谷弘至主宰による第四十八回YouTube句会を開催します。※日程が変更になっておりますのでご注意ください。古志会員であれば、どなたでもご参加いただけます。チャンネルはこちらです。https://www.youtube.com/c/古志オンライン第四十八回配信:2月23日(金・祝)14:00〜16:00参加ご希望の方は2月21日(水)までに下記アドレスまでお申し込みください。(氏名を明記してください)koshionline@yahoo.co.jp※人数制限は設けませんが、参加申込多数の場合は先着順となる場合があります。・園田靖彦さん句集『曾良の島』の鑑賞をお寄せ頂きました。大谷主宰ご出席のもと、対面句会を開催します。古志会員であれば、どなたでもご参加いただけます。日時=2月14日 (水)13時30分〜17時会場=森下文化センター(第2研修室)半蔵門線・大江戸線「清澄白河駅」徒歩8分・都営新宿線「森下駅」徒歩8分参加費=2000円第1句座:5句(当季雑詠) 第2句座:3句(席題)事前のお申し込みは必要ありません。「古志」以外の方で体験参加をご希望の方は「古志」公式HPよりお問い合わせください。当日はマスク着用、手指消毒、検温にご協力ください。発熱、咳、くしゃみなど風邪の症状があるなど、体調がすぐれない場合は、ご参加をお控えください。開始時間が13時30分になっていますのでご注意下さい。ご不明な点は、幹事の篠原隆子さんまでお問い合わせください。大谷主宰出席の句会 ・9日(金)名残句会(芭蕉記念館)・14日(水)深川句会・18日(日)福岡句会・24日(土)YouTube句会※「YouTube席題句会」、「YouTube鍛練句会」は定例の「YouTube句会」配信のなかで申込みの案内・受付をしています。参加希望の方は、まずは定例の「YouTube句会」にご参加ください。 ※大谷弘至official siteブログにて最新情報を随時更新しています。評釈やエッセイなども掲載されていますので、ぜひご覧ください。 http://otanihiroshi.amebaownd.com長谷川前主宰出席の句会・4日(日)広島ズーム句会・10日(土)朝日カルチャーズーム講座「『おくのほそ道』をよむ」・10日(土)古志ズーム講座「俳句でよむ『おくのほそ道』」・11日(日)鎌倉ズーム句会・17日

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